MUSHIBA 虫歯・根管治療

虫歯治療

冷たい物や甘い物を食べて、歯がしみたり痛むことはありませんか?
そういった症状がある場合、虫歯になっている可能性があります。治療は早めが肝心です。できるだけ早くご来院ください。

痛みの少ない治療のための
取り組み

麻酔

針を刺すポイントの粘膜にシールを塗布し、針による圧痛を抑えます。これはいわゆる麻酔時のはじめの”チクッ”を最小限にするためです。また、麻酔の針にも太さの種類がいろいろとあります。当院では33ゲージのものを使用し、針を打つ瞬間の抵抗(圧痛)を最小限にし、痛みを和らげています。
麻酔薬は体温より低い温度、人肌の温度(36℃~37℃)の麻酔薬を注入します。いきなり体内に入れると痛みを感じてしまいますので、人肌の温度に温められた麻酔薬を使用しています。

笑気ガス(吸入鎮静法)

「歯科医院に入っただけで気分が落ち着かない」「痛いのは嫌だ」という方には、鼻から吸うだけで痛みや不安を軽減させる“笑気ガス”という吸入鎮静剤も使用できます。
「吸入鎮静法」とは、鼻マスクで笑気ガスを吸入するだけで治療中の不安や不快を遠のけ、痛みを和らげる方法です。当院では患者さんの安全と安心のために用いています。治療前に吸入すると、とても効果的でスムーズな治療が行えます。

虫歯の進行

虫歯(う蝕)は、ストレプトコッカス・ミュータンス菌によって引き起こされる歯の病気です。虫歯は、進行度合いによってC1~C4に分類されます。

  1. Flow01

    C1

    歯の一番外側のエナメル質が侵された状態。(痛みなどの自覚症状はありません。歯の表面にツヤがなく、ときに薄い茶褐色になる。)

  2. Flow02

    C2

    虫歯が象牙質まで達し、穴があいている状態。(冷たいもの、熱いもの、甘いもの、すっぱいものによって痛みを感じます。茶褐色や黒っぽくなっています。)

  3. Flow03

    C3

    歯髄まで侵され、大きな穴があいた状態。(冷たいもの、熱いものがしみたり、ズキズキと刺すような、特有の痛みがある。)

  4. Flow04

    C4

    歯肉から上の部分(歯冠 )はほとんどなくなり、根(歯根)だけが残された状態。
    (普通は抜歯になる。痛みはなくなり、神経は完全に死んでいる。)

C3・C4の段階になると、歯根の先の炎症を起こした部分に膿がたまります。ときには、この膿の中の細菌や毒素が、血液などに感染し、血管をとおって全身に運ばれ、関節炎やリュウマチ性疾患、腎炎、心臓病、血液疾患、皮膚病などの病気を引き起こすことがあります。

根管治療

根管治療とは、細菌に感染したり損傷を受けた歯髄を取り除くことによって歯根周辺の病気を治療・予防するものです。深い虫歯や歯の亀裂、歯への外傷によって歯髄が細菌に感染したり、損傷したり、歯髄死になることもあります。そのまま放っておくと、歯根周辺の組織にも感染が広がり、痛みや腫れが生じます。治療しないと抜歯が必要になるケースもあるため、早期に歯科医に診てもらうことが重要です。

精密で安全な根管治療のための
取り組み

  • 根管長測定機能付きモーター

    根管内部の清掃をする際に使用する器具です。今までは手動で行っていた作業を精密機器で行うことで、より正確に治療時間を短縮して行うことができます。

  • ニッケルチタンファイル

    「ファイル」とは根管治療で使用する細長い針状の器具です。根管は形状が複雑なので、内部を清掃する際に高い屈曲性が要求されます。当院はステンレスより屈曲性が高いニッケルチタン製のものを利用しています。

根管治療の流れ

  1. Step,1

    深い虫歯によって歯髄が細菌に感染した状態の歯。

  2. Step,2

    虫歯部分を除去し、歯冠(しかん※2)から歯髄腔(しずいくう※3)まで穴をあけます。

  3. Step,3

    リーマーやファイルという器具を用いて、歯髄腔および根管と感染された象牙質などを丁寧に除去します。

  4. Step,4

    歯髄腔および根管を生物学的親和性を有する素材で充填(じゅうてん)します。

  5. Step,5

    修復歯を支えるための金属製またはプラスチック製の支柱またはポスト(合釘)を根管に挿入します。

  6. Step,6

    最後にセラミック製または金属製のクラウンで歯をかぶせて修復します。

※2・・・歯肉から出ている部分
※3・・・歯の神経である歯髄が入っている空洞。

根管治療の後は

治療後の歯が周囲の組織から栄養を得ている限り、健康な状態が維持できますが、再び虫歯になる恐れもあります。虫歯と歯周病を予防するには、しっかりとした歯磨きと定期的な検診が不可欠です。

歯ブラシ以外の道具も使った方がいいのでしょうか?
歯ブラシの補助的な道具として、歯間ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)などがあります。基本的には歯ブラシがうまく使えればよいのですが、それだけでは十分でないことが多く加齢とともに歯肉が退縮したり歯並びが悪くなり、歯ブラシがうまく届かない部分があったりする場合は特に効果があると思います。
また、最近は超音波の振動で歯についた歯垢を除去できたりする、電動歯ブラシが販売されています。普通の歯ブラシでも電動ブラシでも歯磨きの効果は磨き方次第で大きく変わります。歯磨きで一番重要なことは正しく歯垢が落とせているかどうかです。正しいブラッシング方法を身につけましょう。

歯がしみるのは知覚過敏の可能性も?

一般的には、「歯がしみる=虫歯」と考えられがちですが、歯科的には知覚過敏によるものとも考えられます。
知覚過敏の症状は、冷たい物や甘い物を食べたときに痛みを感じるというもので、つい放置してしまいがちです。しかし、悪化すれば「歯髄炎」という治療の難しい病気になってしまうこともあります。歯がしみたら我慢せずにご相談ください。

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